酒処は水処!京都のおいしい水汲み場を紹介します。
京都人にとって水とは?
京都は全国に名だたる名酒の産地、伏見を抱えることから昔から天下の酒処として有名です。
しかし酒所は水処。おいしいお酒を支えているのはおいしい水です。
名酒造りを陰で支えているのは天下の名水であります。
それだけでなく盆地という土地柄か、京都は地下水が豊富なことで知られています。
市内だけでも数えきれないほどの水汲みスポットがあり、地元の人々の生活を支えています。
酒だけでなく、和菓子や豆腐作り、おいしい珈琲を入れるためにもおいしい水は京都の生活に欠かすことのできない大切な生活の一部であります。
現存している最後の京都3名水、梨木神社の染井の井戸。
散歩ついでに水をとっていかれている方がよくいます。
いい水汲みスポットを見つけるポイントとは?
数ある水汲みスポットの中でわたしが水でとりやすいであろうと判断するポイントがいくつかあります。
1つ目は、アクセスの良さです。水は重いので車で近くまでいけることは重要です。
2つ目は、無料かどうかです。水汲みスポットの中にはお酒屋さんなどのお店の中にある場所もあるので、あらかじめよく調べていくことは大事です。何も買わずに水だけくんでいくのはマナーがいいとはいい難いですよね。
3つ目は込んでいるかどうかです。人気があるのはそこにおいしい水があるという証拠です。しかし自分が水を汲んでいる間に、他の人が自分の後ろに次々と列を作って待っていては、落ち着いて水をゲットすることはできません。
京の水汲み指南、実践編。
わたしのお勧めするポイントの1つは、日本酒の大手メーカー黄桜の酒蔵、黄桜カッパカントリーです。
ここで取れる伏水はお酒造りにも利用されており、ひっきりなしに地元の方がペットボトル片手に水をとりに来ます。
とはいえ中には水汲み場所は2つあり、渋滞することはほとんどありません。
またここにはレストランもあり、おいしいお酒とお食事も楽しむことができます。
もちろんお酒を買うことのできるおみやげ店や、黄桜カッパの歴史を学ぶことのできる展示スペースもあります。
伏見にお越しの際はお酒を楽しむだけではなく、お水のお土産も一緒にいかが。
夏の暑い盛り、あなたののどを気持ちよく潤してくれることでしょう。